組合員の投稿

社会人入試を目指して頑張ろう

2023年11月22日

 大学入試のうち、医学部(医者になれるところ)の入試は特に難しいです。一般の大学でいうところの東大か京大へ入学できるだけの学力が必要とされています。国公立の医学部は学費が安いことがあってか非常に入りにくいです。

 また、国公立は二次試験を受けられるのが実質一回です。ほとんど一発勝負です。私立の医学部は学費が6年間で3千万円以上はします。それでも難易度は高いです。

 ネットやユーチューブによると、大学生や大卒の社会人が高校生と同じ勉強をして高校生対象の一般入試を受ける再受験が数人はいます。還暦の研修医がニュースになっているくらいです。

 スタサプ(リクルートのスタディサプリのこと)やユーチューブの無料動画が非常にわかりやすいです。スマホ一台で授業が受けられます。学校の教師なんて必要ありません。予習してから通勤時間中に倍速再生したらいいでしょう。

 一次試験たる共通テスト並びに二次試験たる個別学力検査を合わせて8教科(一次と二次は対策が範囲がダブらないので同じ英語でも別々にカウント)も勉強しなければなりません。医学部となれば全ての教科でほぼ満点近く取らなければなりません。

 そこで、知る人ぞ知るレベルだが、学士編入試験です。これは、どこかの大学を卒業した人がそれ用の入試を受けて医学部の場合は2年生からスタートできるというものです。入ってからのことはあとのお楽しみとさせていただきます。

 高校生対象の一般入試と違って受験日が重ならない限り国立医学部を何校でも受けられます。もっとも学士編入試験はほとんど国立だけですが。受験科目は高校から大学教養レベルの生命科学や英語を中心とした筆記試験の他に小論文と面接があります。

 また、エントリーシートや出身大学の推薦状が必要です。TOEFLやTOEICのスコアが必要なところもあります。どちらかといえば、勉強一本だけでなく転職サイトに登録して面接を受けまくっている人向けでしょう。

 学士編入試験含む社会人入試で一番困るのは、過去問がないことです。一般入試と違い問題文そのものが非公表で、また、面接で何を聞かれたのかがこちらの手元に残らないことです。情報が皆無に等しいです。

 さて、学士編入の予備校といえば、河合塾KALSのほぼ一択だと言われています。ただし、授業料は約100万円から150万円くらいはします。過去問や面接小論文対策を考えれば、それ用の予備校へ入校すべきだが、インチキやボッタクリの予備校も少なからず存在します。

 転職サイトに登録するだけが幸せな生活を送る方法ではありません。自分の労働力の価値を高めるために、何らかの勉強をしなければなりません。

 


 

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