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郵便局に導入されたGPS管理の狙いは?

2021年11月26日

 私は郵便配達の仕事をしています。職場に新しく導入された「テレマティクス」は配達中に、位置情報付きのスマートホンを持たせ、職員がサボっているかを監視しようというものです。

  郵便局は局外で、私たち配達員がサボっているとでも思っているようで す。だから表向きは、「局外での配達作業を見えるかする」ことで「安全推 進」「業務適正化」「効率化」に活用する、と言っています。

 先日、私たちに管理者より「週刊分析表」が渡され、そこには急加速回数、急減速回数が一覧表に書かれています。ところが不思議な事に、この回数が特定の人物だけ異常に多く出ます。

 本人に聞くとバイク運転に気を付けて、急加速、急減速をしないのに、なぜか回数が多く出るそうです。端末 の不具合なのか?局が意図的に操作しているのかはわかりません。

 配達区域の特殊性でバイクを急停車しなければならない場合もあり、また交通の流れの応じて運転しないと危ないのに、わざわざ急加速と急減速をしないようにバイクの運転を注意しなければなりません。全くバカみたいな話です。

 考えてもみてください、人員を削減したのに郵便物は増えています。このため配達しきれないほど忙しいのに、 サボる暇がないのは明らかです。わざわざ高価な携帯端末を全員に持たせ て、私たちの配達作業を監視して、どのような投資効果があるというので しょうか?私に言わせれば全くムダ な投資です。

  いちいち急ブレーキを踏んだ回数を数えて注意する必要があるでしょうか?配達区域で信号機の数も違い、 交通事情も違います。

 個人の急加速回数、急減速回数を数えてどのような意味があるのか?私には理解不能です。急減速回数をへらし、管理者の注意を受けないために は、信号が変わっても止まらずに通過しないといけなくなります。

 郵便会社は、配達員がサボっているという前提でGPS管理を考え出した ようですが、私たちには超勤を減ら し、時間内に配達するように要求しながら、他方で急加速回数、急減速回数を減らすように求められています。

 この両方をどうすれば達成できるのでしょうか??どうすれば「業務が適正化」できるというのでしょう か?? ばかばかしい話です。特定の個人を排除するために端末を操作して、リストラに利用しようという狙いでは、と勘繰りたくなります。

 


 

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