組合員の投稿

日銀が日本の最大株主で資産が604兆円の意味!?

2020年7月16日

 朝日新聞の5月28日に日銀の記事が二つ掲載されていました。一つは「日銀、日本株の最大株主へ」という記事で、二つ目は、「日銀資産、604兆円に膨張」という記事です。

 日本銀行が株式に資金を投じているとは知りませんでした。記事によると上場投資信託(ATF)の3月末の保有額が前年比7.9%増の約31兆2千億円になったそうです。新型コロナウイルスで日銀は保有株を一層増やすので、近く一位の年金積立金管理運用独立行政法人を上回り、最大の株主となるそうです。

 安倍政権が進める異次元金融緩和政策で日銀が国債を買って、お金を市場へ流す量的緩和で、日銀の資産が604兆円にも増えたというのです。

 安倍首相の進めるアベノミクスは株価を上げる政策です、年金機構の資金と日銀が日本資本主義の最大の株主になっている結果、日銀の資産が604兆円にもなったというのです。

 これは簡単に見ると年金資金と日銀にリスクを負わせて、金持ちの利益のために株価を高く維持しているということです。もし新型コロナと米中貿易戦争で大恐慌になると、この付けが国民の上にかぶさってきます。

 私は一労働者ですがこうした安倍政権の株価維持政策で年金がなくなったり、将来大増税になるのは困ります。年金資金で株を買い続けたり、日銀が株を買い続ける行為は、結局は金持ちが利益にあずかり、国民が増税で苦しむことになるのだと思います。

 国民経済がよくなれば、放っておいても株価は上がります。しかし株価を公的資金投入で上げても国民経済はよくならないと思います。アベノミクスはすぐに止めるべきだと私は思います。

 


 

-組合員の投稿

Copyright© 新世紀ユニオン(大阪) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.