組合員の投稿

私のアカハラ・セクハラ体験談!

2018年8月27日

私は2017年4月から2018年5月まで、某国立の研究所にて研究員として働いておりました。この研究所は、数年前に大きな研究不正を起こして日本中を騒がせましたが、研究レベルが高いことで有名です。そのため、内定が決まった時は本当に嬉しい気持ちでした。

 しかし着任後すぐ、配属された研究室がおかしいことに気が付きました。本来研究室では皆、早朝から深夜まで休む間もなく研究に没頭しています。昨今では過労死問題もありますので、オーバーワークが良いとは言いません。

 しかしこの研究室では毎日のように、就業時間中に所属長主催の雑談や飲み会、食事会が開かれており、研究に十分な時間を割くことができませんでした。更に所属長には、「すぐに就職活動をして、早く退職するように」と着任後すぐに言われました。

 この所属長はこれに留まらず、実験中に「おーっとっと、危ない。危ない。」と言って、頻繁に体を触ってきました。全く危なくない状況でも、満面の笑みを浮かべてしょっちゅう抱きついたり、胸や尻を触ってくるため、セクハラだと認識しました。しかし、この所属長が研究室の全ての権限を握っており、逆らうことは絶対に許されない仕組みだったため、何も言うことができませんでした。

 そんな状況に困惑しつつも一か月が過ぎようとしていた2017年5月に、先輩の研究員が突然所属長に退職強要されました。理由は、投稿前の論文の名前の順番が気に入らないというものでした。この先輩は、この「論文の名前の順番」を研究不正として申し立てられ、すぐに退職届を出さないと懲戒処分にすると所属長に脅されました。

 研究セミナーでは皆の前で資料を破られ、長時間罵声を浴びせられました。その後、この先輩はコンプライアンス本部に相談しましたが解決せず、すぐに自主退職しました。同期の研究員もこの後すぐに退職、気が付いたら研究員は私一人になっていました。

 そんな中、所属長より「さきがけ」という大型の外部資金に申請するように言われました。途中所属長に上記のような邪魔をされることもありましたが、着任して初めての大きな仕事にやりがいを感じ、全力で取り組みました。その結果、見事難関を突破し最終面接に呼ばれることになりました。

 このような場合は本来、上司である所属長は喜んでくれるはずです。そして採択されるよう全力で指導してくれると思います。しかし所属長はこれをきっかけに私への攻撃、つまりパワハラを行うようになりました。まず、さきがけは業務違反であると突然言い出し、採択されたら研究所を退職するよう強く求め始めました。

 それ以外の理由でも、事あるごとに難癖をつけてきて、退職強要されました。次に、実験が全くできない状況にされ、個人科研費で購入したパソコンすら難癖をつけて没収しようとしました。結果として業務が何もできない状況になり、精神的にも追い詰められた結果、さきがけは不採択となりました。

 職場のコンプライアンス本部に相談しましたが、担当が5月に退職した先輩と同じ人だったこともあり、全く解決しませんでした。この時、知人の紹介で新世紀ユニオンに加入しました。

 その後、所属長はさきがけ不採択という目標達成ができたためか、とても優しくなりました。これまでは挨拶すら無視でしたが、少しずつ口をきいてくれるようになりました(ただ、馴れ馴れしくなったことで、セクハラが復活してしまいましたが)。

 そして、禁止されていた実験をする許可も少しずつ与えてくれるようになり、研究も論文にまとめられる兆しが見えてきました。この時、次年度の求人が多く出る時期でしたが、論文執筆を優先したいと考え、就職活動をしなかったのを本当に後悔しています。

 状況が変わったのは、年明け2018年1月以降です。所属長が、突然私の隣の席に移動し、私の行動を監視しながら徹底的に研究妨害を始めました。具体的には、本来の業務とは異なる業務ばかりをさせられるようになりました。例えば、テクニカルスタッフ業務である動物施設の管理や実験室の掃除などを私一人で行うように命じられました(ちなみに、私は動物実験を行っていません)。

 それ以外にも、業務中に酒に付き合わされたり、研究プレゼン用の画面を使って大音量でテレビを毎日見るようになりました。この時、さきがけの最終面接前と同様に研究が全くできなくなり、心身状態は限界に達していました。

 2018年2月末のある日、いつもと同様に所属長に業務外の業務を命じられたため、一人では無理なのでヘルプが欲しいと申し出ました。その結果、突然所属長の態度が変わり、以下のパワハラが起こりました。
 
・研究セミナーにて身体検査をされる
(録音機器を持っていないかどうか)
・研究ノートやパソコン(上記の個人科研費購入品)、デスクをその場で没収
・実験装置(個人科研費購入品)の没収
・本来の研究テーマとは異なる内容の強要
・長時間の罵声、退職強要
・さきがけ申請などを研究不正として、人事へ懲戒処分の申立てられる

 そこで角野委員長と相談し、理事長宛てに要望書を提出、安全配慮義務を守るための研究環境改善を申立てしました。その後、調査委員会が発足しましたが、数か月経っても何の解決策も出されず、やむなく退職せざるを得なくなりました。

 現在は、某大学にてほぼ無給で研究員をしながら、研究の再開と調査委員会とのやり取り、労災申請等を行っています。心身状態はだいぶ良くなりましたが、昔ほど研究を行うことができない状況です。

 先日は大きなめまいの発作が起き、夜中に一人で救急車を呼びました。幸い大きな病気はありませんでしたが、医師に「大きなストレスで起きることがありますが、最近何かありましたか?」と聞かれました。

 それ以外でも、最近は少し体を動かしただけで度々体の不調に悩まされるようになり、寝込むこともしょっちゅうです。仕事を辞めた現在でも日常生活に支障があることを、とても残念に思っています。

 


 

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