組合員の投稿

女性差別に対する私の考え!

2018年9月21日

 東京医科大学医学部医学科の一般入試で、女子が不当な点数操作を受けていた事に関して、強い憤りを覚えます。男子と同じように受験勉強に励み、努力して来た女子に対して、この学校の教職員達に、胸を痛め、「おかしい。」と異議を唱えられる人間が一人もいなかった事に、この大学の腐敗がかなり進行している事がうかがえます。

 裏口入学の実態までもが明らかになり、果たして、この大学を卒業した医師に本当に医師としてのスキルがあるのかとさえ疑ってしまう。この事は、大学の名を地におとしめた、という事よりも、むしろ、本当に実力をもってこの大学に入学し、卒業して行った多くの医師に対する名誉毀損の問題にも係わる。大学は、それらの人に謝罪すると共に、直ちに間違った体制を立て直すべきです。この大学の問題には、社会的背景が強く影響していると思います。

 女子の得点調整についての大学側の弁明は「女性は大学卒業後に出産や子育てで現場を離れるケースが多く、医師不足を防ぐためだった。」としている。確かに、いくら頑張っても、女子が妊娠、出産した場合、産休の中でも、「どうしても休まなければならない期間」というものがある。

 事実、私もブラックな職場で勤務していたために、娘二人共、「産前6週、産後8週」の産休しか休みをもらえず、産後はまだ出血があったり、昼休みに休憩室で母乳を絞っての状態で勤務を続けていた。仕事をしているため、収入が高いので、税金は多く収めているものの、子どもの無料診療制度は受けられず、いつも全額保険診療分の医療費を支払うことになりました。

 大きな病院は午前中で診療が終わってしまうため、かかりたくてもなかなかかかれない現状から、とにかく子どもが病気にならないように予防に努めなければなりませんでした。自身も仕事を休めない事もあり、子ども達の体調管理には細心の注意を払っていた。

 私は25年、ほぼ皆勤無遅刻無欠勤であったが、家庭を持ち、二人の子どもを育てながらのそのような勤務は、本当に大変でした。女性が働きながら子育てをするという事は、このように本当に大変な苦労がいるのです。

 安倍首相は表向きは「女性が活躍できる社会を作る」と言ってはいるが、活躍しようとするならば、現状では「女性の果てしない努力と犠牲」が要求されるのである。私の上の娘は成人し、今大学に通っている。

 しかし、私の背中を見て育って来た娘は、そんな母親の姿を見て、「働きながら子育てをする自信がない。お母さんみたいに頑張れる自信がない。」と言う。

 少子化の原因は、女性が「子どもを産みたがらない」のではなく、女性が仕事を持ちながら出産、育児が出来る社会的設備が整わない現実社会の中で「子どもを産み育てる自信がない」のである。

 女性は男性に劣る事なく、非常に優秀である。女性医師は、むしろ男性医師よりも説明が多い医師が多く、患者に安心を与えてくれる。「優秀さ」や能力に、男女の差などない。優秀な男子もたくさんおり、優秀な女子もたくさんいるのである。

 その優秀な女性が活躍出来る社会をつくる事が急がれる。保育所を増やし、安心して産休、育休を取り、安心して職場に戻って来られる環境、戻りたいと思える環境、をつくるべきなのである。子育てで得た経験は、人間を更に大きくする。

 そのような貴重な労働力を無駄にする事は、国家にとって大きな損失と言える。多種多様な人が、のびのびと力を発揮し、協力しあい、結果を出せる世の中にして欲しいと強く願う。子育て中の働く女性の社会進出、定着は、国益なのである。

 


 

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