奈良から大阪へ電車で通勤通学するのは、近鉄かJRかOsaka Metro(生駒から)の3種類があります。そのうち、メインの足として、近鉄奈良線(難波~奈良)について取り上げます。
奈良市内から大阪市内へ最短時間で着くのは近鉄奈良線でしょう。そのため、最も速いメインの電車は快速急行です。その快速急行は阪神の三宮まで行くので、近鉄特急よりも長距離列車なのです。
約10年前に近鉄と阪神が直通してから快速急行の混雑はすごいです。快速急行に乗り遅れたときは難波までなら急行が先着です。反対の奈良方面もそうです。
にもかかわらず、奈良~難波へは30分少々でも、全席指定である特急に乗る人が多くいます。特急料金を払ってでもです。わざわざ特急を待ってでもです。せっかちな人は終点まで先着するので快速急行か急行でどうぞ。
「新型名阪特急」であるひのとりが近鉄奈良線を走るようになってから約1年半たつのですが、他の特急よりも特急料金が高いにもかかわらず大人気です。
グランクラスたるプレミアムシートの料金は820円となかなかの値段なのにどの奈良線ひのとりも満席です。ひのとりに乗りたい人かお金が余っている人しか乗らないと巷では 言われます。
しかし、三密通勤するのなら820円払ってグランクラスに乗るのが安いです。向かい合わせになったり大声で 騒いだりしなければ感染予防の点では満員電車よりはずっと安全です。
近鉄特急ひのとりに乗車してみて感じたのは、三密通勤を避けるためのノウハウが凝縮されているように思います。