先日、大阪難波から奈良市内の某特急停車駅まで最新の近鉄特急「ひのとり」のプレミアムシートに乗りました。新幹線のグランクラス並みです。ひのとりは新型の名阪特急ですが、間合い運行として近鉄奈良線を1往復走ります。
奈良線の場合、ひのとりに乗るには、レギュラーシートでも通常の特急料金の上に100円上乗せされます。620円。プレミアムシートでは同様に300円上乗せの820円です。近鉄奈良から終点大阪難波まで乗っても30分少々ですがグランクラスの旅としてははっきり言って安いです。
速さでは快速急行や急行とほとんど変わりませんが、必ず座れるということでわざわざ特急券を買う人が多くいます。お急ぎのお客様は快速急行か急行が早いです。10分待てば快速急行か急行が来ます。奈良線の特急は朝の難波行きか夜の奈良行きに運行する程度です。阪神線に入る快速急行がメインでしょうか。
さて、ひのとりの乗り心地は30分程度ではもったいないです。プレミアムは、運転席が見えるため、動画を撮る人が一月前から席を取っています。また、鉄道マニアも乗っています。だから、特急料金が高くても満席になっている可能性が高いので、乗る場合はお早めに。
ひのとりは「くつろぎのアップグレード」と近鉄は宣伝文句としていますが、「乗車マナーのアップグレード」も考えてもらいたいです。全ての席でのバックシェルは背もたれを倒しても後ろの人に不快感を与えないしICカード式のロッカーは大きな荷物で他の乗客に迷惑をかけることが少ないです。
なお、喫煙ルームとコーヒーサーバーは必要ないでしょう。飛行機ではタバコが吸えないのだから、時代の流れでは電車内ではタバコが吸えないのは常識です。また、コーヒーサーバーは奈良から難波ぐらいでは一服している暇がないので要らないでしょう。
もう一つ付け加えて言うと、電車に乗る時の椅子取りゲームはもうやめましょう。1人でも多くの座れるようにしましょう。年寄りが席を譲ってもらって当たり前というのもやめましょう。電車に座って乗りたければ、指定席にするほうが余程いいです。