組合員の投稿

雇用そして職場環境を守るユニオンで、何が悪い!  ~新世紀ユニオンいじめ、背景に別の側面?!

2021年3月20日

 新世紀ユニオンは結成20周年を超えた昨年から、

(1) 争議宣伝(合法・正当な組合活動)が名誉棄損であるとし損害賠償請求のスラップ訴訟
(2) 「元会計係」を名乗る人物によるデマ吹聴、伴い複数の組合員が誤認させられ脱退
(3) 5ちゃんねるに「角野守の狂人日記」なるサイトが立ち上がり、見るも醜いデマが精力的に書き込みされる

など、少なくとも3つの妨害にさらされている。

 一組合員としても、極めて不名誉また腹立たしく感じる事象である。これら弾圧的な攻撃は、直接的には某事案で立腹した経営側からの報復であろう。しかし私には、他に個人加入ユニオンまでも家畜労組化している事の影響もあるように、思えてならない(家畜職場労組/ユニオンによる被害経験者として)。

 労働組合の意義また役割とは本来、その職場で安心して長く働くために労働者が団結して、使用者側からの攻撃たとえば退職強要・ハラスメント・賃下げなどから労働者を守るものである。

 しかし職場労組が役割を放棄し、家畜になり下がった情勢で誕生した個人加入ユニオンもまた、多くが実態は労働者=組合員を裏切り金銭を得るための踏み台にし、使用者側の利益を代表する存在となっている。インターネットで簡単に検索できるだけでも、多数の実例が公表されている。

 このような、新世紀ユニオンで呼ぶところの「ワンパターンユニオン」「ダメユニオン」また世間で最近には「ブラックユニオン」とも呼ばれる団体の行動パターンは、まるで上位団体からマニュアルでも配布されているかのように、似通っている。委細は割愛するが、とてもではないが職場環境また雇用を守る事を、目的としていない。

 まるで個人が新規加入したら、最初から合意退職(金銭退職)させる為まっしぐらに突き進む。どう見ても退職などする必要ない事案であってでも、である。

 往々にして金銭解決した場合に組合員がユニオンに収める拠出金は、20%を超える規約になっている。これは弁護士の成功報酬を超える水準であると考えられ、かつて名古屋高等裁判所は拠出金の率(パーセンテージ)の正当性が争われた「名古屋管理職ユニオン事件」で、15%を超える拠出金は公序良俗に反し無効であると判示している。

 にもかかわらず、20%あるいは30%も拠出させるユニオンが横行している(しかも何故か、都道府県また労働委員会で組合資格審査が認められる。そして労委で争う事も宣伝材料あるいは、既に経営者と裏金をもらう密約が成立している事を組合員本人に気付かれないよう、時間稼ぎの道具にされている)。

 政府はかねてから雇用の流動化、労働者に金銭さえ払えば合法的に解雇できる制度の導入を画策している。つまり「ワンパターンユニオン」「ダメユニオン」「ブラックユニオン」とは労働組合ではなく、非弁行為を生業とする示談屋に過ぎない。

 そして(直接の動機・目的は、組合員が収めた拠出金を専従が個人の懐に入れるため)次々に組合員の雇用を売り飛ばし、結果として資本・権力の意を汲む循環を生み出しているような、本末転倒な存在である。

 しかし世間の実情は、個人加入労組の殆どが「ワンパターンユニオン」「ダメユニオン」「ブラックユニオン」であり、それに伴いユニオンとはそういう物だという社会的誤解や偏見が形成されてしまっている。

 ここで市井の「金銭退職あっせんユニオン」にとって新世紀ユニオンが、

(1) 労組本来の役割「雇用(そして職場環境)を守る」絶対的な基本方針を掲げ実践し続ける。
(2) 団体交渉や司法手続きで勝利的和解が成立した後も慢心せず、ハラスメントなど不当な攻撃の再発防止が確実に実践された事をもって初めて「解決」とみなす。
(3) 左記の実績を積み上げ構築したノウハウをネット公開し続けている。

 これらの事はその不当な活動また存続にとって極めて不都合なのではないか。

 新世紀ユニオンのような、労組本来の役割を絶対的な基本方針とし実践する個人加入ユニオンは稀有であるが、我々のネット情報は読者層の数は多く層も広い。いずれ労組の主流となれるよう、一組合員としてユニオンのため出来る限りの事を小さくても見つけては、頑張りたい。働は人権侵害だと思います。

 


 

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