組合員の投稿

郵政民営化のツケは国民への郵便料金値上げ!

2024年7月17日

 私は阪神間で働く郵便労働者です。郵政民営化で変わったことは正社員の年収の約半分の非正規社員が増えたことです。「戦線統一」の名で全逓と全郵政が合併して、全逓の50億円闘争資金が消えてしまいました。

 噂では50億円闘争資金は組合幹部が株式投資に使いまくり、バブル崩壊後の株価暴落で消えてしまったため、つじつま合わせに労組を合併してごまかしたそうです。

 民営化で郵政会社は大規模な投資を行い、多額の損失を出し、最後は郵便料金の値上げを発表しました。賃上げのためにJP労組が値上げを会社に提案しました。この労組は今や会社の家畜、もしくは「ちょうちん持ち」です。昔の「権利の全逓」から見れば恥ずかし限りです。民営化とは、経営不振の付けを国民に回す、郵便料金の値上げだったのです。

 50億円闘争資金が消えた当時、全逓伊丹青年部若い人たちが全逓本部に対し「帳簿の公開」を求める裁判を行いました。この裁判は多くの組合員の支持を受けました。

 この裁判中に、ある過激派が訴訟を闘っていた人たちに「裁判を取り下げろ、取り下げないと殺す」と脅迫し、この裁判は潰されました。この過激派の人物はこの後、全逓の地本専従役員に抜擢されました。

 私はこの事実を聞いてから、日本の左翼過激派を信用できなくなりました。彼らは労働貴族の手先なのです。自分たちが御用組合の幹部に出世するためには、闘う労働者を後ろから脅迫し、攻撃するのです。

 今や郵便労働者はJP労組という家畜労組の下で、低賃金と労働強化、物価高騰で苦しんでいます。会社に夏期休暇を減らされても組合は受け入れ、会社に言われるまま「自爆営業」を黙認し、果てには賃上げのために郵便料金の大幅な値上げまで提案したのです。

 私はJP労組に失望し、新世紀ユニオンに加入して本当に良かったと思っています。少なくとも精神的奴隷ではありませんから。気持ちの上で自主管理の独立労組の一組合員であることを私は誇りに思っています。

 新世紀ユニオンは日本の大きな組合が労働者の生の声を上げることをしなくなった中で、小さくとも堂々と宣伝しています。私はだから新世紀ユニオンの組合員であることを誇りに思っています。

 本当に闘う労組だから組合つぶしの攻撃を受けるのです。それも見えにくい活動に転換して攻撃を跳ね返しています。新世紀ユニオンは労働者の希望の星だと私は思います。

 


 

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