組合員の投稿

闘うということ

2018年4月15日

私は一昨年末残業代を請求したら懲戒解雇になりました。

実はそうなる事は想定内の事だったので正直驚きはありませんでした。
その年の夏から新世紀ユニオンに加入させて頂き、事細かに角野委員長にアドバイスとご指導を頂きました。そのおかげでこれから起こるであろう出来事に対応するための準備に5ヶ月かける事が出来ました。

具体的に準備にご指示頂いたのは以下のような事です。
・タイムカードのコピーを取る
・就業規則を手に入れる
・会話の録音し時系列でまとめておく
・労働基準監督署への届け出をする

※労働基準監督署が解決してくれる事などないと最初からわかっていましたが、労働基準監督署に手続きをしたという既成事実が後の展開にプラスに大きく影響しました。

その間、角野委員長からは会社に対して5度に渡る内容証明の送付もして頂きました。
本当にこの「準備」が後に起こる裁判の一発勝利(4月に第1回期日があり、まだ何も始まってないにも関わらず会社側悪徳弁護士から金銭和解の打診を受け、5月に500万で和解)した大きな勝因だったと思います。

現代の荒んだ社会で法律を都合の良いように解釈し労働者を機械の部品ぐらいにしか思っていない「きちがい経営者」はますますはびこって行くと想定されるます。

国は「自分の身は自分で守れ」と言った法律を作ろうとしています。では、真面目に働いている労働者は泣き寝入りを受け入れるしかないのか?そんな「アホな話」は通用しません!

ただ闘う相手は「アホ」(弁護士・裁判官も含め)ですから「常識」は通用しないという事は想定しておかなければなりません。
ですから「準備」が必要なのです。その事を私は角野委員長より学びました!「職場で何かおかしいな?」と、感じた時から全ては始まってます。

何度か団体交渉の場に出席させて頂きましたが、既に「退職届を出している」とか「退職金を受け取っている」とか「パワハラの裏つける音声データ等がない」とか「一人で頑張り過ぎて事が終盤にさしかかっている」とか、正直、その事を「裏つける事」や「証拠を集める事」に莫大なエネルギーをかけなればならない状態であることを見ました。「備えてのち闘う」そして「自分と家族を守るため」に「早期に動き出す事の重要性」を痛感します。

今、私は再就職し再スタートを切らせて頂いてます。とても働きやすい会社ですが2ヶ月が経過し、正直「危険人物」を数名マークしております。
残念ながらどんな組織にも「完璧」はないのです!

その危険人物と行動を共にするときは必ず「録音」しています。

この「録音」が無駄になることが一番ですが「油断」が一番怖いので今後も続けます。
そして、「絶対に隙を突かれないように」労働者として「完璧な行動」を徹底してます。

なんでこんな世の中になったと嘆きたいところではありますが、「誰も助けてはくれないのが現実です」手を差しのべてくれるのは角野委員長と志を共にする組合員だけです。

今後は少しでも自分の経験を同じような事で苦しんでいる労働者の力になれるように「覚悟」を持って挑みます!

 


 

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