組合員の投稿

「一人でも出来る」組合活動ということ

2020年5月9日

 コロナウイルスの影響で、紛争また争議を抱える労働者の闘いにも、阻害要因が発生している。裁判所また行政機関では期日が延期ないし中断され、団体交渉も暫くは出来そうにない。またコロナを「不要不急ではない」と、団交拒否を正当化する理由にも使われたりする。

 さらに新世紀ユニオンにとって痛手となるのは、交流会が開催出来ない事である。交流会は、日々「委員長の日記」また新世紀ユニオンニュースで採り上げられる、高尚な情報とはまるで要素が異なり、気さくまた短時間であっても参加しやすい雰囲気ながら出席すればさらに質の高い話が聞け、やはり皆さんと顔を合わせるだけでも活力が沸いて来る(だから再開されたら、こぞって参加しましょ
うね!)。

 ただユニオンの組合活動とは、様々な出席で争議を闘う事、また会合に出席する事、つまり外出して行動する事に留まらない。そもそもユニオンは、闘う手段が権力して与えられてはいるが、それだけが存在意義ではない。

 団結とはつまり物理的に集まるだけではなく、皆が一人一人その時その時に出来る事をして、「組織を活性化する、盛り上げる」でもある筈。今まず出来る、すべき事は、ホームページのアクセス数アップ。パソコンまたスマホで、(望むらくは時間帯を変え)開けば、それで一日2回のアクセスにカウントされるでしょう。

 委員長の日記で個別事案の記事が出されるのは、決して紛争の武器としての目的だけでは、ありません。個々の事項から全体的な普遍性が見えて来る、このため自分とは関係ない業種業界の事案でも、読めば何らか自分に関係する、以後に予期せず役立つ事が書かれています。

 このため日々読み、さらに拍手また書き込みを励行したいものです。

 そして極め付けは、新世紀ユニオンニュースです。ノウハウまた気付きの宝庫です。ただ人間の「認識」とは、時を経るにつれ深まったり、変わったりします。私は闘いを続ける中で、本来は重要ながら見落としていた事が新たに見えて来たり、間違った認識で走っていた事に気付かされる事が、多々あります。

 このため、一度は読んだニュースや委員長の日記の記事も、時間を経て何度も読み返すと、さらに得る物が多いです。

 以上すべて、家で一人でも出来る「組合活動」です。緊急事態宣言による外出自粛要請下、あるいは解除後も皆それぞれ取り組んで頂きたいです。

 


 

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