報道によると、2010年ごろから東京医科大学の医学部医学科において、女子の受験生から一律に原点して、女子の合格者を減らしていました。
大学の話によると女性は仮に医師になっても結婚を機に退職したり、子育てのために長期に休んだりして、せっかくの教育が無駄になるからということらしいです。また私立といえども医師を養成するのに多額の税金を使っているのだから、国からの助成金カットを恐れていたのかもしれません。
女子を一律に減点し不合格にすることは、受験料をだまし取る事と同じです。また医学部入試のための予備校の学費の損害を特定の受験生に与える事になります。
また先進国では男女平等は当然です。日本だけが先進国なのに男女差別が平然と行われているのです。恥ずかしい事に日本は諸外国からブーイングを受けているのです。問題は、女性を医師にさせないよう差別することではなく、女性が働きながら子供を生み、育てる環境が整っていないことなのです。
医学を学ぶ自由と医師という職業に就く自由は男女を問わず平等にあります。大学へ送る側の受験産業(予備校など)や高等学校(日教組や全教などの教職員計労組も含む)は、この男女差別に人権侵害だと声を挙げなかったのでしょうか。そうしなければ高校や予備校は社会的信用を失っていくでしょう。