組合員の投稿

コロナ情勢を活用しスキルアップ体験、そしてユニオンに関し私の思い

2020年11月4日

 昨年末に職を失い、その後コロナ問題が始まり就職活動どころか求人も殆どない状況が続きました。いつ収束するかわからない中、私は公共職業訓練でスキルアップを図り今後に備える事にしました。

 そして8月から11月まで、パソコンのワード・エクセル・パワーポイントの使い方に関する訓練を、受講できる事になりました。

 15名のクラスで毎日、朝から夕までレッスンを受けています。まず、様々な職業そして失業の仕方を経験したクラスメイト達と会話を通じ、自分自身の考え方など幅が広がった実感が、収穫の一つです。

 そして訓練で、今まで経験がなかった操作を順次、マスターしています。さらに私は、例えばショートカットキーなど、作業を効率化できる操作さえ、知らなかった事に、気付きました。この気付きも、収穫です。

 ここで私は、折角の学びや気付きを忘れないように、2つの取り組みを始めました。1つ目は、習った内容はその日のうちに復習し、必ず出来るようにする事。2つ目は、1週間また2週間が経った後に、忘れていないか、再確認する事です。

 これら先送りをしない事、また再確認する事も、仕事の仕方の基本だと、あらためて思いました。

 個人として大切な事ですが、基礎基本の実践を繰り返し仕事で実績を残す事で周囲の信頼を得られ、ひいては(社外ではありますが)新世紀ユニオンにも良い影響をもたらせ得る事も期待しています。この事を以下に、補足します。

 労働組合とは本来、職場内で経営側との対立あるいは個人への攻撃から仲間を守り、結果的に、法人の全体的な利益を叶えるための団結体(=手段)である筈です。しかし多く、いや殆どの職場労組が家畜・御用組合に成り下がってしまい、労働者が個人加入ユニオンに団結の場を求める状況が増えました。

 ユニオンもやはり多種多様な人材のいる場であり、執行委員また組合員同士の交流など組合活動に真面目に取り組めば、労働者として個人の資質を高める事にも役立って来ると私は考えます。

 しかし最近でも、新世紀ユニオン当面の最重要課題となった、事実に基づく争議宣伝(=合法・正当な組合活動)に対する損害賠償スラップ訴訟、そして背後で当該組合員を懐柔したかと解された争議つぶし策謀をする、経済・経営活動における団結権また団体行動権の必要性・重要性もわかっていないような、不届き者が立ちはだかります。

 そして<ワンパターンユニオン><ダメユニオン>、また、そのいくつかの行状が「ブラックユニオン」と題する本で出版されるような、労働者の味方を装い、裏では組合員の雇用を専従執行委員が不当な私的利益を得るための取引材料にし、次々に安価で経営者に売り飛ばす“名ばかり労働組合”のような手合いも(むしろ)多く存在します。

 まず労働者は、新世紀ユニオン・ホームページ「ユニオンの選び方」を熟読され適正なユニオンに加入、そして私たち組合員はホムペで標榜された内容を裏切る事ない人格を備え行動する事が、必要だと思います。

 新世紀ユニオンがいくら正しい・素晴らしい労組であるか、アピールして加入を勧めたところで、組合員個々人として信用・信頼されないのでは加入してくれない、また一時的に利用し用が済めば脱退・・・という悪循環そして繰り返しにしか、なり得ません。

 ユニオンとして目指すべき方向は、各職場に(そして地域にも統括的な?)支部を結成させて組織を安定させ、また支部内で学習会また交流会も行う事で活性化・強化する事です。

 これを叶えるべく私は、今後も皆さんとの交流も含め研鑽を重ねたいと思います。

 


 

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